お客様からお問い合わせが多いAPACシリーズ製品に関するご質問をFAQとしてまとめています。
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泉創建エンジニアリング様にて販売の「平成30年版IPACシリーズ」は、令和3年11月30日で終了しております。
弊社でも販売は行っておりません。
「令和3年版APACシリーズ」では「平成30年版IPACシリーズ」のデータの利用が可能となっております(ACEを除く)。
データ利用に際して令和3年版建築設計基準に準拠した形に更新となりますので読み込み後は入力内容をよく確認してからご利用ください。
平成27年版以前のIPACシリーズ(ACEを除く)のデータ利用が可能なことは確認できておりますが、サポート対象外となりますのでご了承ください。
「.ipac●」のデータをAPACにて使用するためには一度「.apac●」データに変換する必要があります。
APAC起動後、左上にある「ファイル」→「データ読み込み」をクリックするとポップアップが出てきます。
ポップアップ右下の「APAC-●データ」をクリックし、プルダウンメニューの「IPAC-●データ」を選択してください。
選択後は該当ファルダ内に「.ipac●」が表示されますのでデータを読み込んでください。
APACおよびIPACに下位互換性はないため一度、最新年度のシステムにて変換したデータは旧年度のシステムで使用することはできません。
建築設備設計基準に具体的な記載のない事項についてのご質問は、弊社では判断しかねる場合があります。
図書の内容に関するご質問は、発行元の一般社団法人公共建築協会にお問い合わせください。
弊社ではIPACシリーズについてのご質問はサポート対象外となります。
まずは使用しているAPACのバージョンが最新かの確認を行い、最新でない場合はアップデートをお願いします。
【手順:APAC起動後、ヘルプ→バージョン情報の「最新バージョンのチェック」をクリック】
アップデート後もバクが改善されない場合は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
ライセンスはUSB形式で永続ライセンスとなっております。
MECH
マニュアルのP61ページをご確認ください。熱定数の数値を変更した際は、構造体定義(2)にて必ず再登録をお願いします。
その後、「熱負荷計算」を確認すると「再」と表記されるので、全室の再計算を行ってください。
※「再」と表記されていない状態で計算を行っても数値は変更されません。
構造体定義(1)床の16~21番が土間床の場合の構成のため、そちらを参考にご入力ください。
※構造体定義(2)にて定義(1)データの呼び出しも可能です。
また、一般事項等の暖房地中温度にて地中温度を設定し、各室条件入力の構造体負荷にて方位Bを必ず選択してください。(構造体定義の登録では方位設定はできないため)
一般事項等にブラインド考慮条件というタブがあります。
9時におけるブラインドの考慮方法が「常に開いている」を設定している場合は、「ブラインドなし」の数値にて計算が行われるため設定の変更をお願いします。
時間別の計算においては令和3年版建築設備設計基準 表2-11の設計用屋外条件をもとに、夏期条件下は9時、12時、14時、16時のみの計算となっています。
そのため1時間ごとの計算には対応していません。
一般事項等の構造欄の横よりご選択いただけます。(マニュアルP51)
入力「各室条件入力」室内温湿度条件・内部負荷・計算区分タブ内の右上「計算区分」より冷房のみをご選択ください。(マニュアルP93)
構造体定義「定義2」の入力画面、左下に「入力する厚さの単位」という項目がありますのでそちらでメートル、ミリメートルの表記の切り替えが可能です。ご利用ください。
一般事項等「建物一般事項」の「外気負荷に全熱交換機を考慮する」にチェックを入れると各室条件入力「空調機外気・外皮方位・補正係数」の項目にて全熱交換機の入力が可能となります。
マニュアルのP217~をご参照ください。
任意の設計屋外条件や実効温度差の登録が可能です。
ご登録後は一般事項等の「地名、建物方位角」にて新しく登録した地名および地区の選択を忘れずにおこなってください。
ACE
APAC-ACEでは、令和3年版建築設計基準P471の計算手順をもとに形番選定を行います。
マルチパッケージでは屋外機の必要能力だけでなく屋内機の出力値との比較も行うため、屋外機の必要能力だけでは形番が決まりません。
そのため屋外機の必要能力より大きい形番が選定されることもあります。
換気量計算の項目にてAPAC-MECHの室を読み込み後、入力する際に「熱負荷として集計する」にチェックが入っている場合、新たな負荷としてAPAC-ACE上で集計を行いますのでAPAC-MECHにて集計された値に加算される形となります。ご注意ください。
DUCT
APAC-DUCTは、令和3年版建築設備設計計算書作成の手引きに準拠した書式で作成しているため、結果出力時の動圧の表記はなくなっています。
ただ、APAC-DUCTの局部抵抗入力画面にて”←表示→”ボタンを押すことで画面上で動圧の数値の確認は可能です。
APAC-DUCTでは、令和3年版建築設備設計基準 表3-1「局部抵抗係数等一覧」の範囲内であれば、該当する数値が表示される仕様となっています。
もし「*****」が表示されている場合、表の範囲外ということになります。
そのため下記いずれかの対応をご検討ください。
①風量やダクト寸法を調整のうえ、局部抵抗係数一覧の範囲内に収める
②「局部抵抗の種類選択」のプルダウンより「局部抵抗係数直接入力」を選択し、直接入力する
画面右上にある「HELP」をご確認ください。
それぞれの合流のどこの箇所を指しているか図にてわかりやすく表示されます。
合流や分岐の際には都度、図にて確認できる仕様となっていますのでご活用ください。
PIPE
APAC-PIPEでは、令和3年版建築設備設計基準 表7-4~9「局部抵抗の相当長」の範囲内であれば、該当する数値が表示される仕様となっています。
もし「*****」が表示されている場合、表の範囲外ということになります。
例えば硬質塩化ビニルライニング鋼管の場合は呼び径250の90°エルボであれば表示されますが、今回のように管径350の場合は表にないため表示されません。
表にない数値にて計算をする場合は図形横の局部抵抗の種類選択より「相当長直接入力」を行ってください。
CAPS
器具名の前に「※」が付いている衛生器具は令和3年版建築設備設計基準より除外された器具です。
平成30年版IPAC-CAPSとの互換性のために残した器具となりますので、他の器具をご選択ください。